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- VWAPってなに?
- VWAPを使うメリットってなに?
- VWAPの使い方教えてほしいな!
実は、VWAP(売買高加重平均価格)を使いこなせるようになると、市場参加者の心理状況、投資家が意識している抵抗線・支持線を見抜くことが可能になり、また機関投資家の購入基準を把握することもできるため、実際の株式投資で活用すべきです☺
- VWAP(売買高加重平均価格)の概要
- VWAPを確認する3つの理由
- 誰でもできるVWAPの使い方
当記事を読み終えると、VWAP(売買高加重平均価格)の概要を学べるだけでなく、誰でもVWAPの使い方をマスターすることができるようになり、明日からの株式投資にも大いに活かせようになります!
Contents
VWAP(売買高加重平均価格)とは?
VWAPとは、Volume Weighted Average Priceの略称であり、売買高加重平均価格のことを指します。
もっと簡単に説明にすると、取引所で成立した価格を価格ごとの売買高(出来高)で加重平均した価格のことです!
例えば!
ある日、取引所で価格が100円、200円、300円のときに銘柄を購入した場合、平均購入価格は購入した価格を単純に平均すると求めることができますね。
(100円+200円+300円)/3=200円
しかし、売買高(出来高)を考慮した加重平均だと計算方法が変わってきます。
価格が100円:100株、200円:100株、300円:500株で銘柄を購入した場合、売買高(出来高)を考慮した平均購入価格は加重平均をすることで求めることができます。
(100円×100株+200円×100株+300円×500株)/(100株+100株+500株)
=257.142857円

売買高(出来高)を考慮した平均購入価格はより取引実態に近い価格ってことね。

じゃあ、VWAPが表していることについてはもう簡単だね。
VWAPは取引所で成立した価格を価格ごとの売買高(出来高)で加重平均した価格、つまり、その日の平均的な約定価格を表しているのです。
そのため、株価がVWAPを上回っている場合はその日銘柄を購入した投資家の損益を合計するとプラス、逆に株価がVWAPを下回っている場合はマイナスといえます。
VWAP=1日の総売買代金÷1日の総出来高
(1日の総売買代金=約定価格×約定株数を1日分足したもの)

VWAPを確認する理由ってなに~?

では、続いてVWAPを確認する理由について解説していこうか!
VWAPを確認する3つの理由
ここからはVWAPを確認する3つの理由について詳しく解説していきます☺
VWAPを確認すると、市場参加者の心理状況がどのような状況なのか、また機関投資家はどの価格帯を狙ってくるのか等を把握できることから確認することは重要です!
- 市場参加者の心理状況を掴める
- 抵抗線・支持線としての機能
- 機関投資家の購入基準を把握できる
市場参加者の心理状況を掴める
VWAPを確認する1つ目の理由は、市場参加者の心理状況を掴むことができるからです☺
前述したとおり、VWAPはその日の平均的な約定価格を表していることから、株価とVWAPの位置関係から市場参加者の心理状況を掴むことができるようになります。
例えば!
株価がVWAPを上回っている時は、その日銘柄を購入した投資家の損益を合計するとプラスであることから、短期的(その日中)には市場参加者の心理状況は強気になり、買い圧力が強い状況になりやすいです。
一方、株価がVWAPを下回っている時は、その日銘柄を購入した投資家の損益を合計するとマイナスであることから、短期的(その日中)には市場参加者の心理状況は弱気になり、買い圧力が弱い状況になりやすいです。
抵抗線・支持線としての機能
VWAPを確認する2つ目の理由は、抵抗線・支持線として機能するからです。
実は、VWAPを基準に売買するデイトレーダーなどが多いことから、サポートライン・レジスタンスラインと同じく抵抗線・支持線として機能します☺

どれを優先的に使えばいいの?

VWAPは補助的なツールとして活用すればいいよ。
支持線・抵抗線を把握する上では、サポートライン・レジスタンスラインをメインで使用すべきです。
なぜならば、VWAPを確認している投資家よりサポートライン・レジスタンスラインを確認している投資家の方が多いからです。
そのため、VWAPはあくまでも”補助的なツール”として使用することをオススメします☺
サポートライン・レジスタンスラインが本当に機能するかどうかを確認するために、VWAPを用いて再確認したりします!
また、価格帯別出来高も使用して、3重でサポートライン・レジスタンスラインが機能するかどうか確認するのも良い方法です。
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- 価格帯別出来高ってなに?
- 投資家に意識されている価格を割り出せるってほんと?
という方は、『価格帯別出来高とは?投資家に意識されている価格帯を把握する方法!』を参考にしてください。

機関投資家の購入基準を把握できる
VWAPを確認する3つ目の理由は、機関投資家の購入基準を把握できるからです。
実は、インデックスファンドなどの一部の機関投資家は欲しい銘柄を取引所を通さずに証券会社から直接買い取る取引を行っております☺
なぜならば、機関投資家は規模が大きいゆえに売買量も多く、一度の注文で株価に影響を与えてしまうからです。
そのため、機関投資家はVWAPギャランティ取引という取引方法で銘柄を売買するケースがあります。
VWAPギャランティ取引とは、取引所を通さずに証券会社から直接銘柄を買い取る方法で、証券会社に委託することでVWAPで銘柄を売買をすることが可能です。
詳しく学びたい方は、大和証券・みずほ証券がサービスとして取り組んでいる「VWAPギャランティ取引」のページをご覧ください。
参考 VWAPギャランティ取引みずほ証券 参考 出来高加重平均取引(VWAP取引)大和証券誰でもできるVWAPの使い方
ここからはVWAPの使い方について詳しく解説していきます☺
今まで使用したことがなかった初心者の方でもこの章を読むことで、使い方が分かるようになるでしょう。
- 上方・下方ブレイク
- 抵抗線・支持線としての機能
上方・下方ブレイク

前述したとおり、株価がVWAPを上回ると、その日銘柄を購入した投資家の損益を合計するとプラスであることから、短期的(その日中)には市場参加者の心理状況は強気になり、買い圧力が強い状況になりやすくなります。
そのため、投資家の心理状況が良くなることから株価の上昇に勢いが出やすくなります。
例えば!
最近、ドラクエウォークで注目銘柄となっている【3668】コロプラの5分足チャートを見ていきましょう。
※緑色の線がVWAP
青く丸を囲った部分でローソク足は大陽線を付け、VWAPを上方ブレイクしているのが一目で分かると思います☺
今まで株価がVWAPを下回った状態で、その日銘柄を購入した投資家の損益を合計するとマイナスであったことから投資家の心理状況も良くない状態でしたが、上方ブレイクしたことによって投資家の心理状況は改善し、買い圧力が強くなってきていますね!
この後、株価の上昇は勢いを増し、上方ブレイクしたところから+280円ほど上昇しております。
このように、株価がVWAPを上方ブレイクしたり・下方ブレイクしたりするだけで投資家の心理状況も変化することからVWAPを確認しておくことは重要です☺
抵抗線・支持線としての機能

VWAPは抵抗線・支持線としての機能を持ち合わせており、銘柄を売買するタイミングを計るのに有効です☺
下記の【3668】コロプラの5分足チャートをもう一度ご覧ください!
青く丸を囲った部分をご覧いただければ分かるように、VWAPで株価が支持されているのが分かると思います。
また、チャートの右側ではVWAPに株価が抵抗しているのが見てとれますね☺
このように、VWAPは抵抗線・支持線としての機能も持ち合わせていることから確認が必要です!
まとめ:VWAP(売買高加重平均価格)
上記で紹介した『VWAP(売買高加重平均価格)』について把握すると、市場参加者の心理状況、投資家が意識している抵抗線・支持線を見抜くことが可能です☺
また、機関投資家の購入基準を把握することもできるため、実際の株式投資で活用すべきです!
- VWAP(売買高加重平均価格)とは?
→Volume Weighted Average Priceの略称であり、売買高加重平均価格のことを指す。 - VWAPを確認する3つの理由
→市場参加者の心理状況を掴める
→抵抗線・支持線としての機能
→機関投資家の購入基準を把握できる - 誰でもできるVWAPの使い方
→上方・下方ブレイク
→抵抗線・支持線としての機能
上記の内容を理解した後、『移動平均線』について深く理解すべきです☺
トレンド転換のサインをいち早く見抜いたり、有効な売買ポイントを探し出すことが初心者の方でも可能になるため、移動平均線を使いこなせるようになることは重要です。
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- 移動平均線ってなに?
- 移動平均線を使用する理由ってなに?
- 移動平均線の使い方を教えて欲しいよ。
という方は、『移動平均線とは?プロも活用する売買ポイントを探すための使い方』に目を通してくださいね!