はじめまして。
くまねこ(@km716nk)と申します。
この度、Hppさん(@Hpp_tbr)と一緒にブログを書かせていただくことになりました。
よろしくお願い致します。
今回は、確定拠出年金iDeCoについてです。
まだまだ認知度の低いiDeCo。早く知れば、早く得する!
ぜひ最後までお読みくださいね。
確定拠出年金iDeCo(イデコ)とは?
iDeCoとは、国が推奨する年金制度です。
公的年金とは別に、自分で将来の年金を積み立てよう!というものです。
以前は401kという呼び方もされていましたが、今ではiDeCoという愛称が定着してきましたね。
CMも放送されていたのでご覧になった方も多いかと思います。
では、なぜ国は公的年金があるにも関わらず、iDeCoを推奨するのでしょうか?
夫婦ふたり、ゆとりある老後の生活を送るには月額約35万円必要といわれています。
・ご夫婦ともに国民年金に加入している場合・・・国民年金受取額月額約13万円
・夫が厚生年金加入・妻が家事従事者の場合・・・公的年金受取額月額約22万円
これでは最低限の生活しか送れませんね。
そして、日本は人口減少、少子高齢化の時代です。もらえる年金はもっと少なくなるかもしれません。
だから足りない分はそれを活用して自分で資産形成してね!あとは知らん。
というわけで国はiDeCoを推奨しているのです。
そんなメッセージが秘められているのだとしたら、私たちもこれを受け入れ、活用していく必要がありますよね。
iDeCoで積み立てていく流れ
iDeCoは月額5,000円から1,000円単位で掛金を決めることができます。
少額から気軽に始められますね。
大まかな流れはこのようになっています。特に複雑なことはなく、簡単ですよね。
iDeCoのメリットは?
iDeCoは法律で定められた公的年金を補完する制度。
だからこそ、ほかの年金商品にはない税制上のメリットがあります。
そのタイミングは次の3つです。
1積み立てるとき
iDeCoは掛金全額が所得控除の対象になり、毎年税金が戻ってきます。
確定申告や年末調整の際、「小規模企業共済等掛金控除」の欄にiDeCoの掛金を記入します。
生命保険などは上限がありますが、iDeCoは全額記入できますよ!
そして、所得・掛金に応じて納めた税金が戻ってくるのです。
30歳会社勤めの方で年収500万円、毎月2万円ずつ積み立てた場合。1年間の節税額は48,000円。
これが60歳まで毎年続くと大きな額になりますよね。
残り30年間の節税額の合計は、なんと1,440,000円です。
ご自分場合、どのくらいの節税効果があるのか、こちらのサイトでぜひチェックしてみてくださいね。
Check! iDeCo公式サイトかんたん税制優遇シミュレーション
2運用するとき
積み立てたお金は運用をしていきます。
一般的な金融商品には20.315%の税金がかかります。(所得税15%+復興所得税0.315%+住民税5%)
しかしiDeCoは運用利益が出ても、それに対して税金がかからないのです。
利益をまるっと受け取れるのは嬉しいですよね。
3受け取るとき
iDeCoは積み立てたお金を60~70歳の間に受け取ることになっていますが、
その際の受け取り方で控除の種類が変わります。
- 年金として受け取る → 公的年金控除が適用
- 一時金として受け取る → 退職所得控除が適用
このような違いがありますが、どちらを選んでも税制優遇が受けられますよ。
投資信託商品の手数料が安い、ということが税制面以外でのメリットといえるかと思います。
資産を大きく増やすには投資信託での運用が欠かせません。
iDeCoで取り扱われている投資信託は一般で販売されているものより手数料が安いものが多いです。
まず基本的に購入手数料がかかりません。運用会社に間接的に支払う手数料(信託報酬)も、
運用商品により差はありますが0.15%~2.0%とコストが低いものが多いです。
その分運用に回ることになりますね。
「でも、投資信託ってリスクがあるのでは?掛けたお金が減るのは絶対に嫌!」
という方ももちろんいらっしゃいますよね。
でも安心してください。
iDeCoでの運用は投資信託商品以外にも、元本確保型商品があります。
これは定期預金での運用になるので、元本が減るリスクはありませんよ。
iDeCoのデメリットは?
メリットがたくさんあるiDeCoですが、デメリットもあります。そんなiDeCoのデメリットを2点挙げさせていただきました。
160歳まで中途脱退・引き出しができない
これがiDeCoの一番のデメリットといえます。
今みなさんが納めている公的年金を、辞める・公的年金からお金を引き出す、ということができないのは当たり前ですよね。
iDeCoは公的年金を補完する制度ですので、それと同じと考えてください。
いろいろな条件が揃えば脱退ができることもありますが、原則、脱退はできない!と覚えておいてくださいね。
ただ、脱退はできなくても、月々の積み立てをストップすることはできますので、気軽に始めてみても良いかなと、個人的には思いますよ。
2加入手数料・管理手数料などがかかる
必要な手数料 | 支払先 | 金額 |
加入手数料 | 国民年金基金連合会 | 2,777円(初回) |
事務取扱手数料 | 国民年金基金連合会 | 一律103円(月額) |
事務委託先手数料 | 信託銀行 | 一律64円(月額) |
運営管理手数料 | 金融機関の口座管理手数料。ここが無料の金融機関がある。 |
加入時に2,777円、月額手数料は金融機関により異なりますが、最低でも167円はかかってしまいます。
iDeCoは加入時の手数料、また事務手数料(維持費)が毎月の掛金から引かれます。
これはどの金融機関でも同じです。
口座管理手数料・運営管理手数料が無料の金融機関が最近多くなってきましたよね。
金融機関の公式サイトを見ると、一見すべて手数料が無料のように思いますが、実は違います。
よく見ると、無料なのは口座管理手数料だけで、それ以外はやはり手数料がかかってしまうのです。
30歳からiDeCoを始めたとして、60歳までの35年間運用した場合、
2,777円+(167円×12か月×35年)=62,897円
最低でもこの金額がすべての期間でかかる手数料です。
それでも税制上のメリットのほうが大きいですが、手数料分、確実に元本は減ります。
金融機関を選ぶ際は手数料について要注意!ということがわかっていただけましたでしょうか?
また、月々の積み立てをストップしている最中でも事務手数料がかかる場合もあるので、こちらも覚えておいてくださいね。
iDeCoのおすすめ金融機関は?
- 手数料
- 加入時 2,777円
- 月額 167円
- 積立停止中 64円
- 投資信託等運用商品 63本
手数料は最安。投資信託の取り扱い本数がほかのネット証券よりも豊富です。たくさんの中から運用商品を選べますね。
運用の負担にならないよう信託報酬を低く抑えるなどの工夫もされているようです。
また、運用などが初めてで何を選べばいいか分からない、という初心者の方向けに「SBI-iDeCoロボ」というものがあります。
商品選びをサポートしてくれますよ。いつくかの質問に答えるだけで簡単にでき、気軽に利用できました。
同じく初心者の方向けにセミナーも開催されています。東京・大阪・福岡で開催されており、参加費は無料。
iDeCoだけではなく、老後資金の考え方などがテーマの回もあるようです。ネット、電話で予約可能です。
- 手数料
- 加入時 2,777円
- 月額 167円
- 積立停止中 64円
- 投資信託等運用商品 32本
手数料はSBI証券と同じく最安です。
投資信託の取り扱いはSBI証券に劣りますが、商品が多すぎると選べない!という方におすすめです。
楽天証券に既に口座を持っている方は、そのIDでiDeCoと証券資産を両方管理できます。
新しくIDを作らなくて済むので管理がシンプル。ほかでもたくさん口座をお持ちの方はありがたいですよね。
時期によっては、楽天ポイントがもらえるキャンペーンなどもあるようです。
楽天証券で加入をお考えの方はその点も調べてみてくださいね。
- 手数料
- 加入時 2,777円
- 月額 167円
- 積立停止中 64円
- 投資信託等運用商品 24本
こちらも手数料は最安です。投資信託の取り扱いは上記の2つより劣りますが、
近くのイオンの店頭窓口でいつもで相談・加入申し込みができるという点は良いところだと思います。
不明点などネットで調べて解決してもいいですが、人に相談したい時ってありますよね。
iDeCoやそれ以外の資産運用等のセミナーも全国で開催されています。開催地が近くだと気軽に足を運べそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にiDeCoのポイントをおさらいです。
iDeCoのポイント
- 掛金が全額所得控除
- 運用益が非課税
- 受取時にも控除される
- 60歳まで中途脱退ができない
- 金融機関によって手数料が変わる
自分の将来の準備は、自分でしなければなりません。
そのために国が用意してくれたiDeCoを使って今から準備、始めませんか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。